木の温もり

今から六十年前、私が子どもだった頃は、
堺地区(町田市相原町、小山町)には、
茅葺の家がたくさんありました。
特に農家の家は、そのほとんどが茅葺の家
だったと記憶しています。
六十年の歳月が経ち、もう一度子ども時代に
あった 昔の家を再現できないか?
木の梁と柱で作られた空間を再現できな いか?
そんなテーマでうどん屋開都は始まりました。

店内

埼玉県新座市の大きな農家さんの築200年近いご自宅を移築しました。傷んだ所と間取り上変更せざるを得ない所を除き、原型のままにしました。客席の天井には、21mの梁が3本通っています。客席中央には、大黒柱があります。これは、チョッと自慢です。

上の世代の方には
懐かしさを
若い世代の方には
非日常を
お子様には祖父母の
子どもの頃を

感じて頂けたら

こだわり

香川県でうどんを勉強して、薬師池公園の傍に最初の店を構えて約20年が経ちました。その間、各地方のうどんも研究しましたが、讃岐うどんのプリッと弾力のある食感は本当に美味しいと思います。しかし、ざるうどんで食べると麺が強く出汁が負ける、 麺と出汁それぞれの美味しさをバランスよく楽しめるうどんを求め、工夫を重ねました。そして麺が細いと出汁によくからみますが、温かいかけにするとすぐコシがなくなる。およそ20種類のうどん粉を試し、ざるでも、かけにしても美味しいうどんができました。合わせる出汁は、かけでは毎回追い鰹し、ざるではかつお節を強めにしました。